ジョジョ7部ディエゴ・ブランドーの壮絶な最後と能力の真相を徹底考察
物語後半、読者に最大の衝撃を与えたのが、ディエゴの迎えた二度の結末と、全く異なる2つのスタンド能力の発現です。この複雑な構造こそが、ジョジョ7部のサスペンスを極限まで高めた核心部分といえます。
基本世界の能力「スケアリー・モンスターズ」と大統領戦での散り際
北米大陸横断レースの道中、ディエゴはフェルディナンド博士のスタンド攻撃を受けたことを機に、自らの才能としてスケアリー・モンスターズを発現させました。自身の身体を俊敏かつ強靭な恐竜へと変化させ、さらには接触した生物を恐竜化して使役する能力です。研ぎ澄まされた動体視力と嗅覚を手に入れたディエゴは、レースのみならず「聖人の遺体」を巡る争奪戦でも脅威的な戦闘力を発揮しました。
しかし、黒幕であるファニー・ヴァレンタイン大統領との決戦において、ディエゴはホット・パンツと共闘し列車上で大統領をあと一歩のところまで追い詰めます。大統領の次元移動能力「D4C」の弱点を見抜いたディエゴでしたが、大統領の冷酷な機転により列車の車輪へと引きずり込まれ、胴体を真っ二つに切断されて落命しました。自らの誇りを最後まで曲げず、冷徹に勝利を信じたディエゴの最初の死亡理由でした。
平行世界のDio襲来と「THE WORLD」の時間停止能力
ジョニィ・ジョースターが大統領を倒し、すべてが決着したかに思われたレースの最終局面。誰もが予期せぬ形で現れたのが、THE WORLD(ザ・ワールド)を操る平行世界のディエゴでした。
大統領はジョニィに追い詰められた際、自らの敗北と死を悟り、最後の切り札としてD4Cの能力で「隣の世界」へと渡っていました。そこで遺体の存在を信じ、ジョニィを出し抜く頭脳と野望を持つ平行世界のディエゴと接触。「遺体をシェルターに安置し、この合衆国の頂点に立て」という密約を交わし、基本世界へと連れてきたのです。この別次元のDioが宿していたのが、かつて第3部で読者を震撼させた時を止めるスタンド「THE WORLD」でした。約5秒間の時間停止を駆使し、ジョニィの操る無限の回転「タスクACT4」を自らの左脚を切断する冷徹な機転で回避。ジョニィに完勝し、遺体を手中に収めるという快挙を成し遂げました。