大人のAdhd診断を受ける目安とは?費用や検査の流れ・支援策を解説
受診に際して気になる検査費用ですが、医師が必要と判断した心理検査や初診・再診料には健康保険が適用されます。WAIS-IV知能検査を含む一連の鑑別検査を受けた場合、3割負担であれば初診から診断確定までの自己負担額は概ね1万5,000円〜2万5,000円前後(血液検査や頭部MRIの有無で変動)に収まるのが一般的です。ただし、一部の自費診療専門クリニックでは数万円単位の自由診療フィーを設定しているケースもあるため、保険診療に対応しているか事前の確認を怠らないようにしましょう。
診断後の治療法として心理社会的アプローチとともに中心となるのが薬物療法です。現在、日本国内で大人のADHDに対して認可されている主な治療薬には以下の特徴があります。
・コンサータ(一般名:メチルフェニデート):中枢神経刺激薬。脳内のドーパミン再取り込みを阻害し、不注意や多動性を強力に改善する。即効性がある一方、流通管理システムに登録された医師・医療機関でのみ処方が可能。
・ストラテラ(一般名:アトモキセチン):非中枢神経刺激薬。ノルアドレナリンの働きを高め、効果発現までに2〜4週間程度を要するが、依存性がなく穏やかに効き続ける。
・インチュニブ(一般名:グアンファシン):選択的α2Aアドレナリン受容体作動薬。衝動性や多動の抑制に優れた効果を発揮する。
これらの医薬品は継続的な服用が必要となるため、毎月の薬代が家計の負担になりがちです。しかし、精神通院医療における自立支援医療制度を申請すれば、医療費や薬代の自己負担割合を原則1割に軽減できます。確定診断が下りた段階で、主治医や医療ソーシャルワーカーに申請書類の作成を相談するのが賢明です。
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