愛犬のオムツかぶれ放置は危険!赤みと痒みの正しい治し方・予防法
犬がおむつを気にしてしきりに舐めたり、床に腰を擦りつけたりする場合、すでにおむつの内部で強い炎症や痒みが生じています。おむつ皮膚炎が発生する背景には、主に3つの物理的・化学的要因が絡み合っています。
最大の原因は、排泄物に含まれるアンモニアや消化酵素による刺激です。尿が皮膚に触れたまま時間が経過すると、皮膚のpHバランスが弱酸性からアルカリ性へと傾き、肌を保護するバリア機能が急激に低下します。さらに下痢や軟便が付着すると、消化酵素が角質層を直接分解してしまい、激しい炎症を招きます。
次に問題となるのが、おむつ内部の高温多湿な密閉環境です。湿度と体温がこもることで皮膚がふやけ、わずかな摩擦でも傷つきやすい状態に陥ります。そこへ犬の活発な動きや寝返りによるギャザーの擦れが加わることで、接触性皮膚炎が発症します。
バリア機能が破壊された皮膚は、普段は無害な常在菌にとっても絶好の増殖環境です。ブドウ球菌による細菌感染(膿皮症)や、マラセチアと呼ばれる酵母菌の異常繁殖が重なると、強烈な痒みと独特の悪臭を放つようになり、愛犬の苦痛は一気に跳ね上がります。
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