タカラスタンダード風呂床のカビ真相!磁器タイルを傷めぬ撃退術

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「磁器タイルだからカビが生えないはず」という認識こそが、トラブルの引き金になっています。まず押さえるべき事実は、キープクリーンフロアのカビ原因はタイル素材そのものの腐食や内部浸透ではなく、タイルの表面に蓄積した「目に見えない微細な皮脂膜と石鹸カス」にあるという点です。

タカラスタンダードが誇る磁器タイルは、約1,250度の高温で焼き固められ、吸水率は0.05%前後(JIS規格上は0.1%以下)という極めて硬質なガラス質に近い物性を誇ります。一般的なFRP(繊維強化プラスチック)床のように、素材の微細孔深くにカビの菌糸が潜り込む現象は科学的に起き得ません。しかし、濡れた足でも滑らないよう表面に施された「クリーンコーティング」と微細なマイクロテクスチャー(微小凹凸)の隙間に、日々の入浴で飛び散る皮脂汚れやシャンプーカスが残留します。

この残留有機物が湿気と結合することで、タイルのごく表面にバイオフィルム(菌膜)を形成します。初期段階ではピンク色のロドトルラ(酵母菌)による磁器タイルの赤カビ除去方法に追われる程度ですが、放置すると空気中から飛来したクラドスポリウム(黒カビ)が固着し、まるでタイル自体からカビが湧き出たかのような黒ずみに発展するのです。さらに、タイル同士を繋ぐタカラスタンダード風呂の目地掃除を怠ると、樹脂系目地材の微小な隙間に黒カビが定着し、美観を著しく損ねる決定的な要因となります。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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