静止膜電位とは?なぜ細胞内はマイナスなのか仕組みを徹底解明
生体内のイオン動態を正確に理解するには、感覚的なイメージだけでなく客観的なデータでの把握が欠かせません。細胞の内と外では、各種イオンの分布が劇的に偏っています。この偏りをイオン濃度勾配 詳細として可視化し、物理化学の基本式である平衡電位 ネルンストの式と照らし合わせると、静止膜電位の正体がより鮮明に浮き彫りになります。
ネルンストの式が示す「平衡電位」とは、濃度勾配によってイオンが外へ押し出される力と、生じた電位差によって引き戻される電気的な力が完全に釣り合う電位を指します。K⁺単独の平衡電位は約-90mVです。しかし実際の静止膜電位は-70mVにとどまります。この20mVの差は、静止時にもわずかに存在するNa⁺の漏洩流入によって、内部がプラス側へ引き戻されている証拠に他なりません。
タグ:
https://edugrew.academy/Kiko-nyusu/6814026/