仰臥位とは?正しい読み方や側臥位との違い、誤嚥・褥瘡を防ぐ介助術
ベッド上の体位管理において、仰臥位はすべての起点となりますが、他の姿勢との機能的差異を把握していなければ適切なケアは行えません。特に仰臥位と側臥位の違い、そして仰臥位と腹臥位の違いは、呼吸生理や体圧分散において正反対の生体反応を引き起こします。
側臥位(そくがい)は身体の側面を支持面とする体位であり、あお向けに比べて舌根が気道を塞ぎにくく、嘔吐時の誤嚥リスクを低減できる利点があります。一方、腹臥位(ふくがい)は腹部を下にして背部を開放する体位で、急性呼吸促迫症候群(ARDS)の換気療法としてもエビデンスが蓄積されており、肺背側の無気肺を改善させる効果が実証されています。さらに、上半身を45度程度起こすファーラー位(半座位)との比較においては、横隔膜が下降して胸郭が広がりやすくなるため、食事摂取時や呼吸困難時の第一選択となります。
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