細木数子と島倉千代子の真実|16億借金と絶縁の裏に潜む恩讐の光影
2013年11月8日、島倉千代子さんは肝臓がんのため75歳で波乱に満ちた生涯を閉じました。葬儀には多くの著名人が参列し、遺作となった新曲『からたちの小径』が流れる中、国民的歌手の旅立ちが惜しまれました。
この訃報に接した際、長年の絶縁状態にあった細木数子さんが報道陣に対して寄せたコメントは、今も語り種となっています。細木さんは島倉さんの死を悼みつつ、次のような趣旨の言葉を残しました。
「千代ちゃんは本当に純粋でいい人だった。でも、あまりにも世間知らずで、他人に利用されやすかった。私の言うことを最後まで素直に聞いていれば、もっと楽に、もっと幸せに生きられたのに……」
このコメントには、自らのマネジメントから離反していった島倉さんに対する拭いきれない悔恨と、自分が育て守り抜こうとした「作品」への執着、そして何より不器用にしか生きられなかった稀代の歌姫への複雑な愛憎が凝縮されています。一方の島倉さんは晩年まで細木さんの名前を公の場で自ら口にすることはほとんどありませんでしたが、自らの足で借金を完済し、歌の道を貫き通した誇りを胸に旅立ちました。2021年には細木さんも83歳でこの世を去り、昭和の巨星ふたりによる恩讐の物語は静かに幕を下ろしました。
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