那珂湊おさかな市場の年末年始!激混み回避とカニ格安仕入れ術
市場の主役はなんといっても正月用のカニとマグロだ。しかし、ただ並んでいる値札を見て買うだけでは、この市場のポテンシャルを半分も引き出せていない。ここで頼りになるのが、長年競り場に立ち続けてきた水産仲買人たちの知恵だ。
「カニを買うなら、姿売りの見栄えに惑わされず、甲羅の硬さと重みを確かめること」と老舗仲買人は明かす。同じ一杯でも、脱皮直後のカニは身入りが甘い。ずっしりと手応えがあり、脚の付け根が硬く引き締まっているものが最高の身入りを誇る。また、贈答用ではなく自宅用であれば、足が1本折れただけの「訳あり品」を狙うのが最大の裏技だ。味や鮮度は一級品でありながら、定価の3割から半値近い底値で叩き売られることがある。
マグロに関しても同様の目利きが通用する。大トロのブロックに目を奪われがちだが、赤身の深いコクと脂の乗りを両立させた「中天身(ちゅうてんみ)」や、筋の少ない上質な中落ちブロックは見逃せない。午後を過ぎると品揃えが薄くなるため、良質な部位の争奪戦は午前中の早い時間帯に決着がつく。複数パックをまとめて購入する姿勢を見せながら「これとこれ一緒に買うから、少し勉強してよ」と一声かければ、気前の良い店員がオマケを付けてくれるのも市場ならではの醍醐味だ。
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