茄子の支柱の立て方大全!収穫量が跳ね上がる3本仕立てと強風対策
ナスの樹形作りにおいて、全国のプロ農家が標準仕様として採用しているのが「3本仕立て」です。3本仕立てとは、主枝(中心となる茎)に加え、一番花(第1花)のすぐ真下から勢いよく伸び出す極めて旺盛な「側枝2本」を残し、それ以外のわき芽をすべて摘み取って計3本の主軸を育てる手法を指します。
この3本の枝をどのように支柱へ這わせるかによって、栽培環境に応じた複数のアプローチが存在します。
1. 王道の「3本V字仕立て」(露地栽培・市民農園向け)
主枝用として中央に1本、左右の強い側枝用として斜め外側へ角度を付けた2本、計3本の支柱を地面に打ち込みます。真上から見た際に「くの字」あるいは「緩やかなV字扇状」になるよう、株の外側へ向けて45〜60度の傾斜で開くのがポイントです。日照が株の中心部まで満遍なく降り注ぎ、作業動線も広いため、収穫や消毒の効率が劇的に向上します。
2. 耐風性抜群の「交差仕立て(合掌仕立て)」(強風地域・台風対策)
畝を挟んで向かい合う支柱同士を上部で交差させ、頂点に横通しの筋交い支柱を1本渡して結束バンドや園芸ロープで一体化させる構造です。ピラミッド状の強固なトラス構造が生まれるため、単独で支柱を立てる場合に比べて横揺れに対する強度が約3倍に跳ね上がります。遮るもののない吹きさらしの農地や、沿岸部での栽培には極めて有効な防護策となります。
3. 省スペースを極める「あんどん仕立て」(ベランダ・プランター栽培)
容量25リットル以上、深さ30cm以上の大型深型プランターにおいて最も威力を発揮するのが、円形や三角形のリングで連結された「あんどん支柱(リング支柱)」です。直立させるスペースが限られる集合住宅のベランダ等で、3本の枝をらせん状に誘引しながら上へと巻き上げていきます。重心が外側へ逃げにくいため、狭小空間でも突風による転倒リスクを大幅に緩和できます。
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