五輪クライミング複合の新ルール解説!最新採点方式と勝敗の真相

五輪クライミング複合の新ルール解説!最新採点方式と勝敗の真相に関する専門家の意見を丁寧に解説いたします。

競技の再編に伴い、勝敗を決めるスコアリングシステムも根本から改修されました。東京五輪の「各種目の順位を掛け合わせ、数値が最も小さい選手が勝利する」という順位積方式は、他選手の順位変動によって自分のメダル獲得が左右される不透明さが指摘されていました。これに対し、現行のフォーマットでは「ボルダー100点+リード100点=合計200点満点」の絶対評価(加点方式)が採用されています。

項目東京五輪(旧ルール)パリ五輪以降(現行ルール)編集部の見解・影響分析対象種目スピード・ボルダリング・リード(3種目複合)ボルダー&リード(2種目複合)※スピードは単独化身体適性の乖離が解消され、純粋なクライミング技術の真剣勝負が実現。採点システム順位積(各種目の順位を掛け算、最小値が勝ち)加点方式(ボルダー100点+リード100点=計200点満点)他者の結果に依存せず、自力で獲得したポイントがそのまま順位に直結。ボルダー詳細完登数・ゾーン数の多さとアテンプト数で順位付け4課題×各25点。低ゾーン5点、高ゾーン10点、完登25点(失敗ごとに-0.1点)完登できなくても高ゾーン到達で得点を積み上げ可能。アテンプト減点の戦略性が向上。リード詳細到達した最高ホールド番号で順位付け上部40ホールドに配点。頂点に近いほど1ホールドの点数が高くなる傾斜配点最上部(ラスト10手)は1手4点。終盤の粘りがボルダーの失点を覆す劇的展開を生む。

ボルダーでは、全4課題のうち各課題に25点満点が設定されています。第1ゾーン獲得で5点、第2ゾーン獲得で10点、そしてトップ完登で25点が与えられますが、到達前のトライ(アテンプト)失敗ごとに0.1点ずつ減点されるため、無駄な試登を避ける冷静な判断力が問われます。

一方のリードは、高さ15メートル超の壁に設置されたホールドのうち、上部40個に対して下から順に「1点×10手=10点」「2点×10手=20点」「3点×10手=30点」「4点×10手=40点」と傾斜配点され、頂点到達で100点満点となります。最上部の1手はボルダーのトライ減点(0.1点)の40倍もの価値を持ち、終盤の1手保持がメダルの色を一変させる構造となっています。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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