藤原道長を蝕んだ糖尿病の衝撃真相!栄華の頂点で迎えた壮絶な最期とは
歴史上の人物が残した記録や遺物からその病態と死因を医学的に検証する病跡学(パトグラフィー)の視点は、道長の最期について極めて明快な診断を下している。
研究者たちの一致した見解によれば、道長は重度の2型糖尿病を発症し、やがて糖尿病三大合併症である「網膜症」「腎症」「神経障害」をことごとく併発していた可能性が高い。視力の大幅な低下は網膜症による眼底出血、晩年の著しい浮腫や全身倦怠感は腎不全への進行を示唆している。
そして最終的な命を奪った直接の死因は、背中に生じた巨大な悪性腫瘍(癰・よう)による敗血症とみられる。高血糖状態が長年続いたことで免疫機能が極端に低下し、皮膚の小さな傷から細菌が侵入。抗生物質の存在しない平安の世において、制御不能となった重症感染症が、62歳の最高権力者の命を容赦なく奪い去ったのである。
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