セレクトショップとは?直営店との違いから御三家の特徴まで徹底解剖

セレクトショップとは?直営店との違いから御三家の特徴まで徹底解剖について重要なポイントを解説いたします。専門家の見解をご確認ください。

セレクトショップにまつわる最大の誤解のひとつが、「セレクトショップのオリジナル商品は、仕入れ品が買えない人向けの安物である」という認識です。これは流通の歴史と製造構造を見落とした誤解といえます。

かつて1990年代初頭までのセレクトショップは、インポート商品のバイイング比率が9割を超えていました。しかし、欧米人の体型に合わせて作られた服は袖丈や着丈が日本人に合わず、価格も為替や関税の影響で極めて高価にならざるを得ませんでした。

そこで各社が開発したのが、「海外の最先端パターンや素材感を研究し尽くした上で、国内の一流縫製工場や素材メーカーと直接組んで作るPB」でした。現在でも、上位ラインのオリジナル商品は老舗毛織物メーカーの高級ウール生地を採用するなど、同価格帯の専業ブランドを凌駕するコストパフォーマンスを実現しているものが数多く存在します。

「仕入れ=本物、PB=劣化版」という単純な図式ではなく、「尖った世界観を味わう仕入れ品」と「日常のシルエットを整える計算されたPB」を使い分けることこそが、セレクトショップを最も賢く活用する方法です。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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