こたつ安全装置があっても火事に?つけっぱなしの真相とNg行動を徹底解説

こたつ安全装置があっても火事に?つけっぱなしの真相とNg行動を徹底解説の真相について、専門知識を基に徹底解説します。

「朝までこたつを消し忘れて寝てしまった」「出社してから消し忘れに気づき、青ざめて帰宅した」。こうした経験を持つ人は少なくありません。実際のところ、現代のこたつはつけっぱなしにしただけで即座に出火するような構造にはなっていません。そこには、二段階で機能する精緻な電気制御が存在します。

温度制御の第一線を受け持つのが「サーモスタット(温度調節器)」です。内部温度が設定値に達すると自動的に通電を停止し、温度が下がると再びヒーターを通電させるバイメタル方式や電子制御が採用されています。この働きにより、内部空間は常に適正な暖かさに保たれ、無制限に温度が上昇し続ける事態を回避しています。

万が一サーモスタットが接点溶着などの異常で壊れ、加熱が止まらなくなった際に発動するのが、最終防衛ラインであるこたつの温度ヒューズの仕組みです。ヒーターユニット内部に直列で配置された温度ヒューズは、内部温度が異常危険領域(通常約139℃〜154℃前後)に到達した瞬間、カプセル内の可溶合金が熱で溶断し、物理的に電気回路を遮断します。この装置は一度作動すると復元しません。「壊れることで火災を食い止める」文字通りの命綱です。したがって、こたつをつけっぱなしにして火事になる理由は、ヒーターの通常発熱そのものではなく、この安全回路の許容量を上回る外的要因が加わった結果にほかなりません。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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