戸田恵梨香の若い頃が伝説級!ミサミサから現在までの劇的進化
20代を迎えた彼女は、単なる「可愛い若手女優」の枠を軽快に飛び越え、異なるペルソナを次々と開花させていきます。2007年放送の『LIAR GAME(ライアーゲーム)』で演じた神崎直は、「バカ正直の直」と呼ばれるほど純粋で無防備な少女。黒髪ボブに素朴な衣装という、前年のミサミサとは真逆の引き算の美学で、視聴者に「守ってあげたい」と思わせる健気さを完璧に演じ切りました。
続く2008年には、医療ドラマの金字塔となる『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』がスタート。彼女が演じたフライトドクター候補生・緋山美帆子は、プライドが高く勝気でありながら、誰よりも患者の痛みに寄り添う情に厚い女性でした。青いフライトスーツに身を包み、時に涙を流しながら医療の現実に立ち向かう緋山の姿は、女性ファンを中心に圧倒的な共感を呼び、新垣結衣演じる白石恵との名バディは平成テレビ史に残る関係性となりました。
そして2010年、戸田恵梨香の女優人生において最大の転機となったのが『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』の当麻紗綾役です。左腕を三角巾で吊り、ボサボサの髪にすっぴん同然のメイク、さらに大量の餃子を頬張りながら下品に笑うという、これまでの清純派・美少女イメージを自ら粉砕するような怪演を披露。当時の制作発表会見で本人が「自分の容姿を綺麗に見せることへの執着は全くない」と語った通り、美貌を完全に封印したことで、かえって彼女の役者としての凄みと骨太な表現力が白日の下に晒される結果となりました。
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