トレンデレンブルグ歩行の原因とリハビリ|骨盤の傾きと中殿筋の真実
整形外科や回復期リハビリ病棟の臨床現場では、患者自身が「歩き方の異常」に気づくきっかけについて特有のパターンが見受けられます。
理学療法士のカルテ記録や患者の語りでは、「家族から『歩くたびに頭やお尻が上下に揺れている』と指摘された」「ショーウィンドウに映った自分の歩行姿を見てショックを受けた」というケースが目立ちます。骨盤の下落自体には直接的な痛みが伴わないことが多いため、自覚症状がないまま異常な歩行パターンが固定化してしまう例が後を絶ちません。
医療現場で行われる理学療法評価では、徒手筋力検査(MMT)による中殿筋の単体テストだけでなく、片脚立ちテスト(Trendelenburg test)の保持時間や、三次元動作解析を用いた動的アライメントの計測が実施されます。数値データとして「片脚支持が5秒以上維持できない」「患側接地時の骨盤傾斜角が5度以上下がる」といった客観的事実が突き止められ、リハビリの計画が立案されます。
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