純米大吟醸と大吟醸の決定的な違いは?味と価格・製法の真相を徹底解説

純米大吟醸と大吟醸の決定的な違いは?味と価格・製法の真相を徹底解説についての最新情報をお届けします。

日本酒は、国税庁が告示する「清酒の製法品質表示基準」によって厳格にルール化されており、その中でも特定の要件を満たしたものが「特定名称酒」と呼ばれます。純米大吟醸酒と大吟醸酒は、ともに特定名称酒の最高峰に君臨するカテゴリーです。

両者の共通条件は、原料米を徹底的に削り落とす精米歩合50パーセント以下という基準にあります。玄米の表層部にあるタンパク質や脂質は、過剰に残ると雑味や着色の原因となるため、米の半分以上を削り、中心部の純粋なデンプン質「心白(しんぱく)」のみを残して極低温で長期発酵させる「吟醸造り」が施されます。

そのうえで両者を分かつ唯一にして最大の境界線が、原材料に「醸造アルコール」を使用しているかどうかです。

  • 純米大吟醸酒:原材料は「米」「米こうじ」のみ。副原料を一切使わず、米本来のポテンシャルのみで味と香りを構築する。
  • 大吟醸酒:原材料は「米」「米こうじ」に加え、仕込みの最終段階で「醸造アルコール」を適量添加する。

ここで重要なのは、大吟醸に添加できる醸造アルコールの量は法律で厳しく制限されており、使用する白米の総重量の10%以下でなければ大吟醸を名乗ることはできません。決して昭和の時代に見られたような「酒を水増しして安く大量生産するためのアル添」ではないという事実を押さえる必要があります。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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