【2026年現地取材】「うさぎ の 島」大久野島が挑む“共生と保護”のリアル——観光急増のなかで見えた新たな景色
大久野島の魅力は、ウサギとのふれあいだけにとどまらない。島内を散策すると、緑豊かな樹木の間から赤レンガ造りの毒ガス貯蔵庫跡や、砲台跡などの遺構が異彩を放って佇んでいる。ウサギたちが遺構の影で木漏れ日を浴びながら休む光景は、見る者に深い感銘を与える。
島内にある「大久野島毒ガス資料館」には、当時使われた器具や製造過程の記録が展示されており、平和学習のために訪れる小中学生や海外からの旅行者も絶えない。負の歴史を伝える静寂な遺構と、生命の躍動を感じさせるウサギたちのコントラスト。訪れた人々は癒やしを得ると同時に、戦争の惨禍と平和の尊さに思いを馳せるという、唯一無二の体験を持ち帰ることになる。
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