手首の捻挫と骨折の見分け方|ただの打撲と放置して後悔する前の危険サイン

手首の捻挫と骨折の見分け方|ただの打撲と放置して後悔する前の危険サインの要点や背景を丁寧にまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。

Q1:痛みがそれほど強くなくても、実は骨折しているということはありますか?
A1:十分にあり得ます。特に骨密度が低下している中高年の骨折や、骨の表面だけに亀裂が入った「不全骨折(ヒビ)」の場合、受傷当日はアドレナリンの分泌も手伝って鈍い痛みしか感じないケースが頻繁に見られます。「痛みに耐えられる=軽症」という思い込みは捨ててください。

Q2:湿布を貼って冷やしておけば、もしヒビが入っていても自然に治りますか?
A2:自然治癒する可能性はゼロではありませんが、極めて危険です。骨折の治癒には「確実な固定(外固定)」による局所の安静が絶対条件となります。湿布には消炎鎮痛効果しかなく、骨を固定する力はありません。不適切な固定状態で日常動作を続けると、ヒビが完全に折れて骨片がズレてしまい、変形治癒や偽関節を引き起こして手術が必要になります。

Q3:受傷直後は、接骨院(整骨院)と整形外科のどちらを受診すべきですか?
A3:まずは必ず整形外科を受診してください。接骨院・整骨院の柔道整復師は医師ではないため、レントゲン(X線)やCT、MRIといった画像診断検査を行うことが法律で禁じられています。確定診断や骨折の有無の判定ができるのは医師のいる整形外科のみです。接骨院での施術を希望する場合でも、まずは整形外科で骨や軟骨に異常がないことを証明してもらうのが鉄則です。

Q4:子供が手首を痛がっていますが、大人の骨折と注意すべき違いはありますか?
A4:子供の骨には「骨端線(成長軟骨帯)」と呼ばれる骨が伸びるデリケートな部位が存在します。大人のようにポッキリ折れるのではなく、若木がしなるように折れる「若木骨折(不全骨折)」が多いため、変形が目立たず腫れも少ないことがあります。骨端線の損傷を捻挫として放置すると、将来的に手首が曲がって成長したり、腕の長さが左右で異なってしまう「成長障害」を引き起こすリスクがあるため、子供が手首を痛がるときは即座に小児整形を扱う病院を受診させてください。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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