犬山城食べ歩き2026完全ガイド|映えと伝統グルメを制する散策ルート
犬山城下町の通りには数十軒に及ぶテイクアウト店が並ぶが、観光客の評価と地元関係者へのヒアリング取材を総合すると、訪れるべき本質的な名店は明確に絞り込まれる。2026年のトレンドを踏まえた実力派グルメをご紹介する。
第1位:茶処くらやの「恋小町だんご」(昭和横丁内)
犬山城下町が全国的な知名度を獲得する決定打となったのが、この「恋小町だんご」だ。季節ごとに彩られる特製フルーツ餡や、こしあんの上にイチゴやマスカットがちょこんと載った一串は、視覚的な美しさと食べやすさを見事に両立している。昭和レトロなアーケード空間「昭和横丁」の最奥部に位置し、休日は開店直後から列ができる。団子自体が驚くほど柔らかく、甘さ控えめの餡とのバランスが徹底的に計算されている。
第2位:山田五平餅店(本町通り中央)
SNSの流行に左右されず、地元住民とコアな旅人が絶賛し続けるのが、国の登録有形文化財に指定された店舗で営まれる「山田五平餅店」だ。すりつぶした米を小判型や団子状にして串に刺し、ゴマ・くるみ・落花生をふんだんに使った自家製タレで香ばしく焼き上げる。炭火の香気とナッツ類のコク、甘じょっぱい秘伝ダレが口いっぱいに広がる。1本100円台という破格の価格設定でありながら、一口ごとに手作りの温もりが伝わる名店だ。
第3位:飛騨牛にぎり寿司(犬山牛太郎・森のマルシェ肉兵衛など)
城下町の食べ歩きにおいて、贅沢感を一気に高めてくれるのがA5ランク飛騨牛を使った肉寿司だ。注文を受けてからバーナーで表面をサッと炙り、肉の脂が溶け出した絶妙なタイミングで提供される。器代わりに「えびせんべい」が敷かれており、ゴミを出さずに最後まで美味しく食べ切れる工夫も秀逸だ。わさび醤油、生姜醤油、岩塩といったシンプルな味付けが、肉本来の芳醇な旨味を引き立てる。
第4位:犬山城下町スイーツ(芳川屋のフルーツパフェ・本町茶寮の和パフェ)
旬のフルーツを惜しみなく使ったパフェや、フォトジェニックなソフトクリームも見逃せない。果物店直営のパフェは、季節によって完熟イチゴや桃がこぼれ落ちそうなほど盛り付けられ、週末には店舗前の歩道に行列が伸びる。さらに、古民家を再生した本町茶寮の和風ソフトなど、伝統空間と現代スイーツの融合が散策の疲れを心地よく癒やしてくれる。
第5位:伝統を守る犬山串グルメ(豆腐田楽・肉巻き串)
名物の「豆腐田楽」は、木綿豆腐に岐阜・愛知特有の赤味噌(八丁味噌)を塗り、山椒の粉をふった郷土の味だ。甘辛い味噌の深い風味と芳ばしい焼き焦げが癖になる。加えて、地元のブランド豚や牛肉をご飯に巻いた肉巻きおにぎり串など、おかず系ワンハンドグルメの層の厚さも犬山城下町ならではの強みである。