長尺シートVsクッションフロア、プロが明かす決定的な違いと平米単価の真実
長尺シート工事を検討する際、カタログ記載の材料定価だけで予算を組むと、見積もり段階で大幅な乖離に直面します。長尺シート工事は下地処理費用、専用接着剤代、熱溶接工賃、端部シーリング処理費がセットになるためです。
部位別の実勢費用相場は以下の通りです。
- マンション共用廊下(防滑仕様):平米単価 6,000円〜9,500円/㎡(下地補修・既存撤去含む)
- マンション開放階段(ノンスリップ一体型):段単価 4,000円〜7,500円/段(蹴込み・踏み面一体型)
- バルコニー・ベランダ(軽歩行・防滑):平米単価 5,500円〜8,500円/㎡(端末シール・側溝ウレタン塗装別)
- 店舗・病院等の室内フロア:平米単価 7,000円〜12,000円/㎡(耐動荷重・帯電防止・耐薬品仕様)
初期費用だけを比較すればクッションフロアの約2倍の投資となりますが、15年スパンのライフサイクルコスト(LCC)で検証すると結果は逆転します。クッションフロアを5年ごとに2回張り替える人件費・撤去処分費・入居者調整の労力を考慮すると、10〜15年以上の耐久力を持つ長尺シートを一度敷設するほうが、長期的な修繕積立金の保全や賃貸管理コストの削減において極めて経済的です。
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