便座の上にしゃがむ人が後を絶たない真相|大怪我のリスクと正しい対策
「個室の中は完全なプライベート空間だから、どのように使おうと自由だ」という認識は、法的に完全な誤りです。商業施設や公共インフラのトイレは、施設管理者が一定の利用ルールを前提に無償提供している設備であり、通常想定される使用方法を逸脱して設備を破損させた場合、厳格な法的責任が問われます。
刑法上、便座の上に乗り故意または重大な過失によって便座を割った場合、商業施設トイレ器物破損責任(刑法261条:器物損壊罪、3年以下の懲役又は30万円以下の罰金若しくは科料)の成立が問題視され得ます。また民事上も、民法709条に基づく不法行為責任が明確に成立します。実際に、温水洗浄便座(ウォシュレット等)の交換費用として5万円〜15万円程度、便器全体の取り替えを余儀なくされた場合は配管工事費を含め20万円〜40万円以上の請求が下された裁判・示談の先例があります。
「防犯カメラがない個室だから特定できない」と高を括るのも禁物です。現代の商業施設では、個室の入り口周辺に高精度カメラが配置されており、入退室のタイムスタンプと設備破損の発生時刻を照合することで、破損させた人物の特定は容易になっています。退室時に靴の裏に陶器片やプラスチックの削りカスを付着させたまま立ち去るケースも多く、決定的な物証として扱われるリスクがあります。
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