近所の本格インド料理を暴け!極上スパイスと隠れた名店の見極め方
日本のインド料理は、決して一朝一夕に根付いたものではない。その原点を辿ると、1949年に銀座で産声を上げた日本最古のインド料理専門店「ナイルレストラン」に行き着く。創業者のA.M.ナイル(アイヤッパン・ピッライ・マーダヴァン・ナイル)は、独立運動家としての顔を持ちながら、日本の地に本物のカレー文化を根付かせようと情熱を注いだ。
名物の「ムルギーランチ」は、骨付きチキンをスプーンでほぐし、ライスとキャベツを渾然一体にかき混ぜて食べるスタイルで、半世紀以上にわたり東京の食通を魅了し続けている。全日本カレー工業協同組合の記録が示す通り、家庭用カレールウの普及によって日本人の国民食となったカレーだが、その対極で「スパイスそのものを味わう文化」を守り、育ててきた先人たちの存在があったからこそ、現在の多様なインド料理シーンが存在する。
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