消えた公衆電話はどこ?最新検索マップと災害時の命綱を徹底検証
公衆電話には、ネット上でまことしやかに囁かれる数々の都市伝説や誤認が存在します。非常時に命を預けるインフラだからこそ、正しい事実関係を白黒つけておく必要があります。
誤解①:「大停電が起きたら、公衆電話も停電して使えなくなる?」
これは完全な誤解です。公衆電話は、家庭用コンセントなどの商用電源から電力を得ているのではなく、電話回線(メタル線や光回線終端の局給電システム)を通じてNTTの通信ビルから常時給電されています。通信ビルには巨大な蓄電池や非常用発電機が配備されているため、街全体が真っ暗闇になる大停電下であっても、公衆電話は通話機能を維持し続けます。夜間の視認性を保つため、ボックス内の照明すら予備バッテリーで一定時間点灯するよう設計されているのです。
誤解②:「公衆電話なら回線規制を一切受けず100%確実に繋がる?」
半分正しく、半分は誤りです。公衆電話からの通話は、災害時優先電話に指定されているため、一般のスマートフォンが受ける最大70%〜90%の発信規制(トラフィック輻輳による制限)の対象外とされています。そのため携帯電話より圧倒的に繋がりやすいのは紛れもない事実です。しかし、電話をかける相手先の携帯電話網や固定電話網側がパンクしている場合、着信側の回線規制に巻き込まれて通話が成立しないケースがあります。この場合は、171(災害用伝言ダイヤル)を利用することで、公衆電話からの音声メッセージ録音を最優先で残すのが鉄則です。
誤解③:「自宅で余っている昔のテレホンカードはもう使い道がない?」
実用的な資産として現在も極めて優秀です。未使用の磁気テレホンカードは、街頭の公衆電話で額面通りに使用できるだけでなく、NTTの固定電話(ひかり電話等を含む一部サービス)を契約している家庭であれば、NTTの窓口を通じて固定電話の毎月のダイヤル通話料に充当する裏ワザが利用可能です。手数料はわずかにかかりますが、金券ショップで二束三文で買い叩かれるより遥かに実利的な活用が期待できます。