タラの芽のトゲはそのまま食べられる?プロ直伝の下処理と痛くない裏ワザ

タラの芽のトゲはそのまま食べられる?プロ直伝の下処理と痛くない裏ワザについて押さえておきたい 事実を厳選して解説いたします。

春先に店頭に並ぶタラの芽を手にとって「あれ、トゲがほとんどない」と不思議に思ったことはないでしょうか。実は、私たちが口にするタラの芽には、山野に自生する強烈なトゲを持つタイプと、ハウス栽培向けに品種改良されたトゲの少ないタイプが存在します。

古くから山菜採りの間では、樹皮や芽に鋭いトゲがびっしり生えた原種を「オニダラ(鬼鱈・雄ダラ)」、トゲが極めて少ない、あるいは退化してほとんど生えていない系統を「メダラ(女鱈・雌ダラ)」と呼び分けてきました。さらに現代の農業現場では、農研機構や各県の農業試験場が開発したトゲなしタラの芽 品種(代表的な品種として山形県で選定された「新駒」など)が開発され、促成栽培の主流となっています。

それぞれの特性と下処理の必要性を比較した詳細データは以下の通りです。

項目オニダラ(野生種・山採り)メダラ(自然変種系)トゲなし品種(新駒など促成栽培)トゲの密度・硬さ極めて多く硬い(針状で素手で触れると危険)極めて疎ら、または軟質(触れても痛まない)ほぼ皆無(産毛状の微細な毛のみ)流通時期・主な入手先4月〜5月中旬(山野・直売所・道の駅)3月〜4月(直売所・一部の八百屋)12月〜4月上旬(一般スーパーのパック詰め)風味・苦味の強さ野趣が強く濃厚、独特の強いコクと苦味上品でまろやか、程よい苦味アクが極めて少なくマイルド、甘みが先行トゲ取り下処理の要否必須(包丁の背で入念にこそげる)基本不要(気になる大きなトゲのみ除去)完全不要(ハカマを取るだけでOK)平均小売価格帯1パック(約100g)500円〜900円1パック(約100g)450円〜700円1パック(約60〜80g)300円〜500円

スーパーのパック売りでトゲがほとんど見当たらない製品は、農家がふかし栽培(切り出した穂木をビニールハウス等の温床で芽吹かせる手法)で育てたトゲなし品種です。一方、山菜採りで採取したものや、直売所で無造作に束ねられた野趣あふれるものはオニダラ メダラ 違いを意識し、トゲの硬度を指で軽く確かめる習慣が欠かせません。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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