寺島しのぶと弟・尾上菊之助の真実!音羽屋襲名の裏と覚悟の真相
かつて週刊誌やワイドショーは、二人の間に横たわる「確執」を面白おかしく書き立てた。家督を継ぐ弟へのスポットライトと、門外へと飛び出した姉の葛藤。だが、劇場の裏側で目撃されてきた素顔は、俗情的なゴシップとは全く異なる。世代交代が進み、八代目尾上菊之助の名跡をめぐる歴史的な継承劇が進むなかで、最も近くでエールを送り続けていたのは他ならぬ姉だった。
自身の長男を梨園の世界へと送り出す決断をした際も、陰で支えたのは弟の存在だ。言葉には出さずとも、舞台の袖で見せる一瞬の眼差し、楽屋での短い言葉の端々に、過酷な世界を生き抜いてきた姉弟だけの確固たる絆が滲む。確執という言葉では到底片付けられない、血と芸で結ばれた強固な信頼関係がそこにはあった。
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