エリクソンの発達課題全8段階一覧!人生の葛藤を乗り越える心理学

エリクソンの発達課題全8段階一覧!人生の葛藤を乗り越える心理学に関する最新の話題を分かりやすく解説いたします。

エリクソン理論の中核であり、現代社会でも極めて重視されるのが第5段階の青年期(12〜20歳前後)です。

この時期の課題は「同一性(アイデンティティ)の確立 vs 同一性の拡散」です。「自分は何者なのか」「社会の中でどんな役割を担うのか」「何を信じて生きていくのか」という自己定義を模索します。エリクソン自身、幼少期から出自や人種を巡る複雑な家庭環境で育ち、画家を目指して放浪した経験からこの概念に到達しました。

青年期において欠かせない概念が「心理的モラトリアム(心理社会的猶予期間)」です。社会的な責任や義務を一時的に免除され、試行錯誤しながら自己を確立するための猶予期間を指します。大学進学やインターンシップ、留学などがその代表例です。

もしこの時期に十分な探索ができず、他者の期待に従うだけだったり、逆に決定を先延ばしにし続けたりすると、「同一性の拡散(アイデンティティ・クライシス)」に陥ります。自分が何をしたいのか分からない無気力状態や、特定の極端な集団への過剰適応といった形で表面化することが少なくありません。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

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