便の表面に血がついたら要注意!痔か大腸がんか医師が教える見分け方
健康診断や人間ドックで広く実施されている「便潜血検査(検診)」。ここで「異常なし(陰性)」判定を受けていたからといって、「便の表面に血がついているのに病気ではない」と判断するのは極めて危険な誤解です。
化学的・免疫学的手法で目に見えない微量の血液を検出する便潜血反応ですが、その検査感度は100%ではありません。大腸癌研究会のデータ等によれば、早期大腸がんにおける便潜血検査の陽性率は約50%程度、進行がんでも約80〜90%にとどまります。つまり、がんが存在していても約10〜50%は見逃される(偽陰性となる)可能性があるのです。
ポリープや腫瘍からの出血は常に一定ではなく、便が擦れたタイミングで間欠的にしか起きません。たまたま採取した便の検体に血液が含まれていなければ、検査結果は「陰性」と出てしまいます。すでに肉眼で「便の表面に血がついている」ことが確認できている場合、健康診断の便潜血結果にかかわらず、それは立派な自覚症状(有症状)です。検診の判定を免罪符にせず、直接的な画像診断へと進む必要があります。
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