地球最果ての深海「ポイント・ネモ」海底の真相とIss最終落下の衝撃
ポイント・ネモ(Point Nemo)は、地理学において「海洋到達不能極(Oceanic Pole of Inaccessibility)」と定義される特別な地点です。正確な座標は南緯48度52.6分、西経123度23.6分に位置し、1992年に測量技術者のフルボイェ・ルカテラ氏が特注の測量ソフトウェアを用いて算定しました。
この海域の凄まじさは、周囲の陸地からの絶望的な距離にあります。最も近い陸地であるピトケアン諸島のデュシー島、イースター諸島のモツ・ヌイ島、そして南極大陸沖のマハー島まで、いずれの方向へ進んでも約2,688キロメートル離れています。東京から石垣島までの直線距離(約2,000キロメートル)を遥かに超える範囲に、島ひとつ存在しない計算です。
名称の「ネモ」は、ラテン語で「誰でもない(no one)」を意味し、ジュール・ヴェルヌの古典SF小説『海底二万哩』に登場するネモ船長に由来します。地図上で確認すると、南太平洋の広大な空白地帯のまさに中心部に位置しており、定期航路や航空路からも完全に外れた、地球上で最も静寂に包まれた領域です。
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