下ネタか命を救う防災術か?急浮上する「Tkb」の真実と現在地
危機管理学の視点から語られる「避難所TKB」とは、極めてシンプルかつ切実な3要素の頭文字をとったものだ。Tはトイレ(Toilet)、Kはキッチン(Kitchen)、そしてBはベッド(Bed)。この当たり前の生活インフラが、従来の日本の避難所には致命的なまでに欠落していた。
薄暗く不衛生な仮設トイレを敬遠して水分を断ち、エコノミークラス症候群で倒れる高齢者。冷え切った菓子パンやおにぎりを配給され、低体温症や栄養失調に陥る被災者。そして冷たい体育館の床に雑魚寝を強いられ、舞い上がる埃を吸い込んで肺炎を発症する人々。災害大国を自認しながら、被災後の生活環境は「難民キャンプ以下」と国際機関から揶揄されてきた暗部が、ここにある。
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