カクテル「神風」の正体とは?由来・度数から本場レシピまで徹底解剖
強烈なインパクトを与える「神風」というネーミングですが、カクテルとしてのカミカゼの由来や発祥には、歴史のうねりとバーカルチャーの進化が深く関係しています。
BAR業界の文献およびカクテル史研究の記録によると、誕生の舞台として最も有力視されているのが、第二次世界大戦後の横須賀米海軍基地内のバーです。昭和20年代から30年代にかけて、基地に駐留していたアメリカ軍兵士たちが、手に入りやすかったウォッカにライムとオレンジリキュールを合わせて作らせたのが始まりとされています。
名前に込められた意味は、かつての特攻隊に象徴される「鋭い切れ味と、後から襲いかかる強烈な衝撃」です。口当たりは極めて爽快でありながら、高い度数のアルコールが胃にズドンと落ちてくる感覚を、米兵たちが敬意と畏怖を込めて「Kamikaze」と命名したと語り継がれています。
その後、1970年代から1980年代のアメリカ西海岸で巻き起こったディスコブームやシューター(ショット)文化の中で、カミカゼは一気に世界規模の知名度を獲得しました。日本発祥でありながらアメリカで大衆的な大ヒットを記録し、逆輸入される形で現在のクラシックな地位を確立した稀有な歴史を持っています。
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