寝ている時にビクッとなる正体は?ジャーキングの原因と病気の見分け方
「たかが寝言や寝相と同じ」と放置してはならないケースが存在する。単発の入眠時ミオクローヌスであれば健康上の害はないが、ビクッとなる動きが夜間に数十回から数百回も反復される場合や、入眠時以外の深い睡眠中、さらには日中の覚醒時にも発生している場合、そこには「寝ている時にビクッとなる病気」が隠れている。
特に注意すべき鑑別疾患が、周期性四肢運動障害(PLMD)とてんかん発作(ミオクロニーてんかん)である。両者の臨床的特徴と生理的ジャーキングの違いを客観的に比較したデータが下表だ。
ジャーキングと重篤な疾患を分ける最大の境界線は、「意識の有無」と「持続時間」、そして「発生する時間帯」にある。眠りに落ちる瞬間だけに起き、跳ねた瞬間にパッと目が覚めて意識が明瞭であるならば、過度な心配は不要だ。しかし、家族から「夜中にずっと足がピクピク動いている」と指摘されたり、起床時にコップを落とすような手足の震えが日中に起きたりする場合は、中枢神経系に関わる専門的な鑑別が不可欠となる。
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