「イの字」からスマートTvまで!激動のテレビ史と2026年の進化論に関する専門家の意見を分かりやすく解説いたします。
日本のテレビ開発は、静岡県浜松高等工業学校(現・静岡大学工学部)の助教授だった高柳健次郎の手によって幕を開けました。1926年12月25日、受像側にブラウン管、送像側に機械式スキャナーを用いた実験によって、世界で初めて走査線40本の電子式受像による「イ」の文字を画面上に映し出すことに成功したのです。この実験の成功こそが、日本のテレビ産業の礎となりました。
その後、戦争による中断を乗り越え、戦後の日本は驚異的なスピードでテレビ大国への道を駆け上がります。世紀の転換点を網羅したテレビの歴史 年表を整理すると、以下の大きな潮流が浮かび上がります。
年代・時期歴史的出来事・技術革新当時の普及率・社会背景編集部の解説・評価1926年高柳健次郎がブラウン管に「イの字」を表示実験段階(世界初の電子受像)日本のエレクトロニクス産業の原点となる偉業1953年NHK・日本テレビが本放送を開始(白黒)契約数約3,000台(超高級品)街頭テレビに群衆が集まり大衆娯楽の主役に浮上1959〜1960年皇太子ご成婚(59年)、カラー本放送開始(60年)白黒テレビ普及率が50%を突破「三種の神器」として各家庭のリビングへ定着1968〜1973年トリニトロン発売、カラーテレビの逆転普及1973年にカラー普及率が白黒を上回る「3C」の筆頭として高度経済成長の象徴に2000年代前半液晶・プラズマなど薄型テレビの本格台頭ブラウン管の生産縮小、薄型へ完全交代省スペース化と大画面化が一気に加速2011年地上デジタル放送(地デジ)完全移行エコポイント制度で買い替えが全国で完了アナログ停波による放送インフラの完全刷新2018年BS/CS 4K・8K実用放送が本開始4K対応パネルが市場の主流へ超高精細映像時代の幕開け、有機ELが台頭2026年最新スマートテレビ標準化、AI映像処理・Mini LED進化ネット動画視聴シェアがリアルタイム放送に肉薄単なる受像機を超えた「家庭内総合ハブ」へ進化