Haarpは日本のどこにある?京都大学Muレーダーの場所と噂の真相

Haarpは日本のどこにある?京都大学Muレーダーの場所と噂の真相について見逃せない 注意点を厳選して解説いたします。

SNS上では、巨大地震が発生した直後に「震源地の近くでHAARPが照射された」「京都大学のMUレーダーが雲を発生させて豪雨を引き起こした」といった言説が拡散される傾向が定着しています。しかし、これらの言説は物理学・地球物理学の基本原理と完全に矛盾しています。

第一に、エネルギーの絶対的なスケール差です。例えばマグニチュード7.0の地震が発生した際に解放されるエネルギーは、メガワット級の発電所が数か月〜数年かけて発電する総電力量に匹敵します。地殻深さ10km〜30kmの岩盤に蓄積された数十億トン規模の歪みエネルギーを、上空数百kmの電離層に向けた数メガワット程度の電磁波で遠隔トリガーすることは、エネルギー保存の法則から見ても不可能です。

第二に、電波の周波数特性と透過性です。HAARPやMUレーダーが使用する短波(HF)や超短波(VHF)は、導電性を持つ海水や地下の岩盤をほとんど透過せず、地表付近で急激に減衰します。地下深部の断層破砕帯に電磁波エネルギーを集中照射して破壊を起こす技術は存在しません。

米国アラスカのHAARP自体も、冷戦期の潜水艦通信技術研究などを経て、2015年に米空軍からアラスカ大学フェアバンクス校へ完全移管されました。現在では研究資金が公開され、世界中の大学・民間研究者が電離層プラズマの研究のために利用料を支払って利用する純粋な学術研究拠点として運用されています。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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