抹茶と緑茶は同じ茶葉?栽培・成分・製法の決定的な違いを徹底解剖
ネット通販やSNSの健康コミュニティで非常に多く見受けられるのが、「粉末緑茶と抹茶は呼び方が違うだけで同じもの」という致命的な誤解です。回転寿司の卓上に置かれている緑色の粉末を「抹茶」と呼んでいる人がいますが、食品表示基準において両者は明確に区別されています。
粉末緑茶は「煎茶をすり潰しただけのもの」
粉末緑茶(粉末茶)は、露天栽培された煎茶の葉を丸ごと機械で粉砕した製品です。製造工程で揉み込まれた葉を挽くため、粉末の粒子が抹茶よりもやや粗く、水に溶いた際にざらつきを感じやすく沈殿が早い傾向があります。また、日光を浴びてカテキンが豊富に生成されているため、お湯に溶かすと鮮烈な渋味・苦味が強く出ます。
一方の抹茶は、前述の通り「遮光栽培された碾茶」を微小なミクロン単位(約5〜10マイクロメートル)まで石臼で丁寧に挽き潰したものです。粒子がシルクのように細かく均一なため、茶筅(ちゃせん)で点てることで微細な泡(クレマのような層)が立ち、クリーミーでまろやかな舌触りを実現します。
市販の「抹茶スイーツ・抹茶ラテ」に潜む糖質トラップ
「抹茶は健康に良いから」という理由で、カフェチェーンの抹茶フラッペや市販の抹茶ラテを毎日飲んでいるケースがありますが、ここにも大きな健康管理上の落とし穴があります。本物の抹茶は収穫量に限りがあり高価なため、加工食品の中には香料や着色料(クロロフィル色素)で色付けされ、大量のグラニュー糖や植物油脂で苦味をマスキングしている商品が多数存在します。
200mlの加糖抹茶ドリンクの中には、角砂糖5〜7個分に相当する糖質が含まれていることも珍しくありません。「抹茶そのものの栄養恩恵」を享受したい場合は、原材料欄の先頭が「緑茶(国産抹茶)」単体である純粋な抹茶粉末を選ぶことが決定的に重要です。
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