奇跡の180秒:巨大地震の濁流から命を救った「抱っこ紐」と名もなき避難者たちの決断
災害時、多くの親が陥る罠がある。それが「ベビーカーへの固執」だ。普段の生活で欠かせない移動手段であるベビーカーは、地震による道路の亀裂や液状化、そして津波の浸水時には致命的な足枷となる。
「ベビーカーをその場に捨てるのは、我が子の命の綱を捨てるような罪悪感があった」と語る被災者もいる。しかし、水深がわずか20センチに達しただけで、ベビーカーを押して進むことは不可能になる。瞬時の判断でそれを放棄し、抱っこに切り替える「捨てる勇気」が、結果として命を救うことになるのだ。
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