なぜリンカーンは共和党だった?民主党と逆転した歴史の真相を徹底解説
Q1:リンカーンは黒人と白人の完全な平等を当時から主張していたのですか?
A1:リンカーンは奴隷制の不当性を確信し、人間としての基本的自由と労働の対価を得る権利は平等であると主張しましたが、19世紀半ば当時の価値観の制約もあり、現代的な意味での完全な社会的・参政権的平等を当初から無条件に認めていたわけではありませんでした。しかし、戦争の進展とともにその思想は深化し、晩年には黒人兵士への参政権付与を検討するなど、急速に進歩的な立場へと歩みを進めていました。
Q2:現代のアメリカ黒人有権者は、なぜ「リンカーンの党」である共和党を支持しないのですか?
A2:1930年代の世界恐慌時に民主党が打ち出した福祉政策(ニューディール)によって経済的恩恵を受け、さらに1964年に民主党政権下で公民権法が成立したことが決定打となりました。民主党が人種差別是正に積極的な姿勢を打ち出したことで、黒人層の圧倒的多数が支持政党を共和党から民主党へと切り替えました。
Q3:現在の共和党とリンカーン時代の共和党に、共通する哲学は残っていますか?
A3:「自助努力の精神」「個人の経済的自立」「機会の平等の尊重」といったアメリカンドリームの根底にある理念は、リンカーンの生い立ちや演説にも強く表れており、現代の共和党の基本哲学とも深く響き合っています。
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