建築図面の記号を完全攻略!建具・電気・アルファベット略語のプロ解説
住宅トラブルの相談で常に上位に挙がるのが、「コンセントが足りない」「スイッチの位置が生活動線と逆だった」という電気設備の不満です。電気設備図面記号は、壁の立面ではなく平面上に小さなシンボルとしてプロットされるため、見落としが起きやすい領域です。
電気図面で使われる代表的な記号には、明確なパターンがあります。
【電気・照明の主要記号】
- 丸に黒塗り(●):通常の片切スイッチ。近くにある照明器具と破線で結ばれ、どのスイッチがどの照明を点灯させるかを示します。
- 丸に数字の3(●3):「3路スイッチ」。階段の上と下、廊下の両端など、2箇所から同じ照明をオン・オフできるスイッチです。
- 丸に2つの突起(〇=):壁付きのダブルコンセント。コンセント記号に「E」とあればアース付き、「ET」ならアースターミナル付きを意味します。
- 四角にエアコン(AC):エアコン専用の高容量コンセント。通常は壁の高い位置(天井付近)に設置されます。
- 二重丸(◎):シーリングライト(天井直接付け照明)の配線器具位置。
- 丸の中に白丸(⭘):ダウンライトの位置を示します。
さらに、衛生面や室温管理に直結する「換気給排水設備記号」も見逃せません。図面上に「給」「排」と書かれた丸印はそれぞれ給気口・排気口(24時間換気システム)を示し、「○にWP」は屋外の防水コンセント、「○にW」は散水栓を表します。キッチンや洗濯機置き場周辺の「給水管(青実線)」「給湯管(赤実線)」「排水管(太い破線)」のルートを追うことで、将来のリフォーム時の配管移動の自由度まで見極めることができます。
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