公開10周年、『ディストラクション・ベイビーズ』が今なお日本の若者を狂わせる理由――菅田将暉、柳楽優弥らが放った「剥き出しの暴力」の現在地
真利子哲也監督は、実際の事件やストリートの空気を徹底的に取材した上で本作を作り上げた。彼が描こうとしたのは、エンタメとしてのバイオレンスではなく、人間が持つ本能的な衝動、そして社会のシステムからこぼれ落ちた者たちの「声なき叫び」だったのではないか。
公開から10年が経ち、社会の分断や格差はさらに深刻化している。本作が描いた「他者への理不尽な攻撃性」は、もはや映画の中だけの話ではなく、現代のSNSや日常のニュースで毎日のように目にする光景となった。この映画は予言書だったのか、それとも人間が変わらず抱え続ける業を描いただけなのか。その答えは、今なお観る者一人ひとりに委ねられている。 (出典: ディス トラクション ベイビーズ(Yahoo!ニュース))
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