赤ちゃんは泣きすぎて死亡する?噂の真相と呼吸停止サインを小児科視点で解説

赤ちゃんは泣きすぎて死亡する?噂の真相と呼吸停止サインを小児科視点で解説の背景について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

Q1:激しく泣いて顔が紫色になり息が止まったら、人工呼吸や心臓マッサージをすべきですか?
A1:慌てて心肺蘇生を行う必要はありません。泣き入りひきつけの場合、ほとんどが30〜60秒以内に自然に呼吸を再開します。無理に口を開けさせたり胸を圧迫したりすると、かえって気道損傷や肋骨骨折の危険があります。赤ちゃんを床に平らに寝かせ、顔を横に向けて嘔吐物が気道に詰まらないように姿勢を保ち、静かに回復を待ってください。もし1分を超えても呼吸が再開せず、全身が完全に脱力している場合は、迷わず119番通報を行い、通信司令員の指示に従って救命処置を開始してください。

Q2:泣きすぎて大量に吐いてしまいました。窒息や病気の心配はありませんか?
A2:赤ちゃんは胃の形状が徳利(とっくり)のように真っ直ぐなため、激しく泣いて空気を大量に飲み込むと、腹圧の上昇とともに飲んだミルクを勢いよく吐き出すことがよくあります。吐いた後、顔色が良好でケロッとしており、再び機嫌を取り戻すようであれば心配ありません。ただし、吐瀉物が喉に詰まると窒息の恐れがあるため、すぐに横向きにして口の中のミルクをガーゼ等で拭き取ってください。吐いた物が緑色の胆汁混じりである場合や、吹き出すような噴水状の嘔吐を繰り返す場合は、腸閉塞や肥厚性幽門狭窄症などの急性疾患の疑いがあるため、直ちに小児科を受診してください。

Q3:夜泣きがひどく、近所迷惑も気になって気が狂いそうです。どう乗り切ればいいですか?
A3:まず「泣き声は赤ちゃんの活力の証拠であり、親の落ち度ではない」と認識してください。近隣対策としては、あらかじめ「乳児がおり夜泣きでご迷惑をおかけします」と挨拶して関係性を作っておくことが心理的負担を大きく減らします。また、一人で耐えようとせず、自治体の産後ケア事業、ファミリーサポート、一時預かりサービスを積極的に利用してください。真夜中に限界を感じたときは、ためらわずに子ども医療電話相談(#8000)や各自治体の夜間相談窓口へ電話し、専門の看護師や保健師に「今、泣き止まなくて困っている」と生の声を吐き出してください。他者と声で繋がることが、親の衝動を防ぐ強力な安全弁となります。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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