目の下が青く透けるチンダル現象とは?ヒアルロン酸失敗の修正と真相

目の下が青く透けるチンダル現象とは?ヒアルロン酸失敗の修正と真相についての真相をご紹介します。

注入されたヒアルロン酸自体は無色透明の医療用ジェルです。それにもかかわらず、なぜ皮膚の上から見ると不気味な青色や灰色を帯びて見えるのでしょうか。そこには、大気中で空が青く見える現象と同じ光の散乱(チンダル散乱)が関係しています。

太陽光や室内光などの白色光が皮膚組織に入射すると、コラーゲン線維や細胞によって光が拡散されます。しかし、皮膚の浅い層に微粒子構造(コロイド粒子)を持つヒアルロン酸の塊が存在すると、波長の長い赤い光はゲルを透過して奥の組織へ抜ける一方、波長の短い青い光だけが集中的に強く散乱され、皮膚表面へ跳ね返ってきます。これが目の下が青い原因と真相です。

とりわけトラブルが頻発するのが、下眼瞼(目の下)や涙袋、唇です。目の下の皮膚は人間の体の中で最も薄く、その厚みはわずか0.5mm〜0.6mm程度(卵の薄皮と同等)しかありません。この超極薄の皮膚直下、すなわち真皮浅層や眼輪筋の表面にジェルが留まると、光を遮蔽する皮下脂肪が存在しないため、チンダル現象が極めて顕著に現れます。また、涙袋ヒアルロン酸が透ける理由も同一の構造であり、過度なボリュームを求めて皮膚の伸展限界を超えて浅く注入された結果、製剤の輪郭が浮き上がり、青白い棒状の異物感を形成してしまうのです。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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