感染リスク状態の看護計画決定版!Op・Tp・Ep具体例と目標設定

感染リスク状態の看護計画決定版!Op・Tp・Ep具体例と目標設定にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

感染リスク状態の看護計画を個別化するためには、病態や侵襲の特性に応じた「ピンポイントの看護介入」が求められます。特に臨床現場で頻出する3大シチュエーション別の展開ポイントを解説します。

1. 術後 感染リスク状態 看護計画(SSI:手術部位感染予防)

周術期における最大のリスクは手術創および体内腔の感染です。術後早期(48時間以内)は組織損傷に伴う無菌性炎症反応が生じますが、それ以降の持続的な炎症や創離開は細菌感染を強く示唆します。

重点介入ポイント:
・創部ドレッシング材の汚染・浮きを毎日確認し、浸出液の漏出時は無菌的に交換する。
・ドレーン排液の性状(淡血性から漿液性への移行)、量、混濁の有無を経時的に記録する。排液バッグの逆流を防ぐため、常に刺入部より低い位置に保持する。
・低体温は末梢血流を悪化させ創傷治癒を遅らせるため、術中・術後の体温管理を徹底する。

2. カテーテル関連感染 看護計画(CLABSI / CAUTI予防)

中心静脈カテーテル(CVC)や末梢挿入型中心静脈カテーテル(PICC)による血流感染(CLABSI)、および尿道留置カテーテルによる尿路感染(CAUTI)は、院内感染の代表例です。

重点介入ポイント:
・血管内留置カテーテル:三方活栓や接続コネクターの消毒(アルコール綿で15秒以上スクラブ消毒)を徹底する。刺入部の発赤・腫脹・圧痛を毎日観察し、不要になった場合は医師へ早期抜去を提案する。
・尿道留置カテーテル:蓄尿バッグは常に膀胱より低い位置に保ち、チューブの屈曲・閉塞を防ぐ。排尿回路の接続を不用意に外さず閉鎖式回路を維持する。1日1回以上の陰部洗浄を実施する。

3. 化学療法中・易感染状態(好中球減少期)の看護計画

抗がん剤治療や免疫抑制療法下では、通常の炎症反応(発赤や排膿)が十分に現れないまま重症感染症(敗血症)へ進行する危険性があります。

重点介入ポイント:
・好中球数(ANC)が500/μL未満の場合は「発熱性好中球減少症(FN)」に厳重警戒し、37.5℃以上の発熱時は直ちに医師へ報告、血液培養採取と抗菌薬投与を迅速に行う。
・日和見感染を防ぐため、毎食後および就寝前の含嗽・ブラッシング(軟毛ブラシ使用)による口腔ケアを徹底する。
・生花や生ものの持ち込み制限、病室環境の清掃強化、スタッフおよび面会者のマスク着用・手指消毒を徹底する。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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