Tsutaya閉店ラッシュが変えた日本の夜――「レンタル文化」の完全消滅とカルチャーの空白地帯
この歴史的な転換点を最も象徴しているのが、カルチャーの聖地とされてきた「SHIBUYA TSUTAYA」の大規模リニューアルだ。地下から上層階までビデオやCDの棚がぎっしりと並んでいたかつての殿堂は、フロアの大部分をカフェ、コワーキングスペース、そしてアニメやゲームのIP(知的財産)と連動したポップアップ空間へと劇的に作り替えられた。
「レンタルディスクの貸出」という創業以来の根幹事業を自ら手放し、体験と空間を売るビジネスモデルへの大胆な舵切り。旗艦店が見せたこのドラスティックな変貌は、運営元のカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が下した「フィジカルなメディアレンタル事業の寿命は尽きた」という冷徹な現実判断を何よりも雄弁に物語っている。
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