トマトの支柱の立て方完全攻略!強風でも倒れないプロの誘引と設置基準
インターネット上の簡易まとめ記事には、植物生理学や力学を無視した誤解が散見されます。それらを鵜呑みにして作業した結果、逆に収穫量を大幅に減らしてしまう事例が後を絶ちません。
もっとも警戒すべき誤解は、「揺れを防ぐために支柱を茎の真横ミリ単位に立てるべき」という言説です。苗の地際すぐそばに硬い支柱を力任せに打ち込めば、中心となる主根の基部を押し潰し、最悪の場合は苗そのものを枯死させます。正しい位置は、苗の生長点を傷つけないよう、茎の根元から少なくとも8〜10cm離した位置です。その離れた距離を埋めるために、前述の「麻紐による8の字誘引」が機能する構造になっています。
また、「支柱は太ければ太いほど良い」という盲信も危険です。畑の広さに対して過度に太い工事用単管パイプなどを過密に組むと、日照が遮られて光合成効率が落ちるばかりか、土壌中の微細な通気層を押し固めてしまいます。さらに、ミニトマトだからといって120cm前後の短い支柱で済ませようとする油断も禁物です。ミニトマトは中玉・大玉トマトよりも側枝の勢いが強く、放任すればあっという間に草丈2.5mを超えます。支柱の先端に到達した主枝が自重で折れ曲がり、成長点が折れる事故が頻発しています。
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