8時間寝ても眠いのはなぜ?日中の強い眠気に潜む病気と改善策を検証
「毎日カレンダー通りに睡眠時間を8時間キープしているのに、出社した瞬間から頭にモヤがかかっている」「会議中やパソコン作業中、意識が突然プツンと途切れるように寝落ちしてしまう」。SNSや大手掲示板、Q&Aサイトの健康相談コーナーには、こうした切実な投稿が連日のように寄せられています。特に30代から50代のビジネスパーソンを中心に、寝起きの爽快感を得られないまま栄養ドリンクやカフェインを過剰摂取し、何とか身体を動かしている実態が浮き彫りになっています。
健康診断の数値には異常が出ないにもかかわらず、本人の主観的な消耗感は限界に達しているというギャップも目立ちます。取材した都内のIT企業勤務の男性(41歳)は、「スマートウォッチで計測すると確かに8時間ベッドにいることになっている。しかし午前11時を過ぎると猛烈な倦怠感に襲われ、集中力が完全に消失する。周囲からは『夜更かししているんじゃないか』『気合が足りない』と誤解されるのが精神的に最も辛い」と胸の内を明かします。
睡眠時間を確保している当事者ほど、「これだけ寝ているのだから原因は自分の怠惰ではないか」と自責の念に駆られ、受診をためらう傾向があります。しかし、臨床の現場で睡眠医療に携わる専門医らは口を揃えて「時間という『量』が満たされているのに眠いこと自体が、明らかな生体アラートである」と警鐘を鳴らしています。
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