なぜ今中選挙区制の復活なのか?小選挙区制の限界と政界再編の行方
Q1:中選挙区制に戻すと、政権交代はまったく起きなくなりますか?
A1:完全になくなるわけではありませんが、小選挙区制のような「一回の選挙で100議席以上が激変する」ダイナミックな政権交代は起きにくくなります。中選挙区制では各政党の議席増減が緩やかになるため、単独過半数による政権交代よりも、選挙結果を受けた「連立の組み替え」による政権移行が主流になります。
Q2:小選挙区制の「死票」は、なぜそれほど重大な問題とされているのですか?
A2:小選挙区制では、1位以外の候補に投じられたすべての票が議席に結びつかず「死票」となります。激戦区が多発する近年の衆院選では、小選挙区で投じられた票の約半数が死票化しており、「有権者の半数の意思が国会に届いていない」という代表性の危機を招いているためです。
Q3:諸外国ではどのような選挙制度が主流ですか?
A3:国によって大きく異なります。英国や米国は小選挙区制(単純多数代表制)を採用していますが、ドイツやニュージーランドは小選挙区と比例代表を高度に組み合わせた「小選挙区比例代表併用制」を採り、民意の反映と政権の安定の両立を図っています。世界的には純粋な小選挙区制よりも、比例性を加味した制度を採用する民主主義国が多数派です。
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