お弁当写真が劇的に変わる撮影術!美味しそうに見せるプロの黄金則
写真写りを最終的に左右するのは、シャッターを切る前段階の「詰め方」にあります。プロのフードスタイリストが実践する鉄則は「奥を高く、手前を低く配置する雛壇(ひなだん)方式」です。奥にご飯や大ぶりの唐揚げを配し、手前に向かって卵焼きやミニトマトなどの小さな副菜を傾斜をつけて立てかけるように詰めることで、カメラを向けた際に死角が生まれず、すべての具材が立体的に主張を始めます。
また、近年SNS上で不動の人気を誇るのが伝統的な「曲げわっぱ」をはじめとする木製弁当箱です。曲げわっぱが写真映えする理由は単なる情緒的な魅力だけではありません。天然杉や檜のきめ細かな木肌は、光を乱反射して柔らかく拡散させる天然のディフューザーの役割を果たします。プラスチック容器のような強い反射光(白飛び)が起きにくいため、周囲の光環境に左右されず、食材の色味が引き締まって見える光学的な利点があります。
細部の工夫として、食品画像のそざい屋さんなどの専門アーカイブでも見られるように、青じそで仕切りを作ったり、ハムやチーズを細かく巻いて断面を見せたり、卵焼きの切り口に斜めの角度をつけたりといった「断面の露出」がお弁当写真に確かな生命感を吹き込みます。平面的に寝かせるのではなく、断面を上に向けて自立させる意識がプロクオリティへの近道となります。
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