上町断層の真実|震度7直撃の被害想定と2026年最新地震確率
大阪平野を南北に縦断する「上町断層帯」は、北は大阪府豊中市から大阪市中心部を貫き、堺市を経て岸和田市にまで達する全長約42kmに及ぶ大規模な活断層帯です。地下深部で東側の地盤が西側の地盤に乗り上げる「逆断層」の構造を持っており、大阪の地形そのものを形作ってきた根幹の断層群として知られています。
政府の地震調査研究推進本部が公開している断層位置図や地質調査データを紐解くと、この断層帯は複数のセグメント(断層・撓曲)が連なる複雑な構造を呈しています。具体的には、以下のような構成で大阪平野の地下を走っています。
- 北部区間:豊中市から吹田市南部にかけて延びる「佛念寺山(ぶつねんじやま)断層」付近。
- 中部区間(主部):大阪市中心部を南北に走る「上町断層主部」、西側へ分岐するように発達する「桜川撓曲(とうきょく)」や「住之江撓曲」周辺。
- 南部区間:堺市付近に密集する断層群、和泉市や岸和田市方面へと連続する「坂本断層」「久米田池断層」。
大阪を象徴する高台である「上町台地」の西端には、かつて断層活動によって地層が隆起して形成された急な坂や崖が連続しています。天王寺区の「天王寺七坂」や中央区の谷町筋沿いに見られる高低差は、まさにこの活断層が過去数万年にわたって大地を切り裂き、押し上げてきた生々しい痕跡にほかなりません。現在、このラインの直上や極めて至近のエリアには、主要な地下鉄網、超高層ビル、商業複合施設、そして密集した住宅街が隙間なく展開しています。
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