ケンタッキー辛口チキンはいつまで?終了の噂の真相と販売期間2026
「ケンタッキーの辛口チキンを食べようと店舗に並んだら、メニュー表に完売のシールが貼られていた」――こうした体験談が初夏の風物詩のように毎年SNSを賑わせます。これにより「今年の販売はすでに終了したのではないか」という憶測が一気に拡散しますが、取材を進めると、この現象の裏にはチェーン展開特有の在庫管理構造が存在することが分かります。
日本KFCのプレスリリースおよび公式発表資料によると、名物であるレッドホットチキンの販売期間は、例年7月上旬から8月下旬までのおよそ1か月半から2か月程度を想定して設定されています。しかし、告知の隅には必ず「数量限定のため、なくなり次第各店舗で順次終了」という注意書きが添えられています。ここが最大のポイントです。
取材に基づく流通関係者の証言によると、辛口チキン用の特製スパイス漬け込みチキンおよび専用バッター粉は、全社的な製造総量が厳密に決まっています。各フランチャイズ店舗や直営店には、過去の売上実績に応じた「配分枠(クオータ)」が割り当てられており、その店舗の割り当て分が尽きた時点で、全社アナウンスを待たずにその店舗単独での販売終了が確定します。つまり、全国でキャンペーンが継続中であっても、客数の多い駅前店舗やドライブスルー併設のロードサイド店では、8月上旬の段階で完全終売を迎える事態が現実として起こるのです。
さらに、「夕方に訪れたら売り切れと言われたが、翌日昼には売っていた」という現象も誤解を生む大きな要因です。チキンは店舗ごとに1日の仕込み許容量が定められており、当日の解凍・下ごしらえ分が完売すると、その日の営業中は「本日分売り切れ」となります。これを客が「シリーズ全体の終売」と受け取り、知恵袋やX(旧Twitter)で拡散してしまうことが、「もう終了した」という噂の正体です。