南京事件の証拠と一次資料を検証|写真の真偽と最新研究の全貌

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現在、ネット掲示板やSNSでは「南京大虐殺は連合国と中国が作った完全な嘘」という言説が根強い支持を集めています。その背景には、何が存在するのでしょうか。

ユーザーの声やネットコミュニティの動向を追うと、多くの読者が「30万人という過大で受け入れがたい数字」や「不自然な合成写真の暴露」に触れた際、強い拒絶反応を示すことが分かります。「嘘の写真が展示されているのだから、事件全体が捏造に違いない」という短絡的な飛躍が起きるのです。これは心理学でいう「確証バイアス」や「反発効果(バックファイア効果)」の典型例といえます。

しかし、戦後に旧軍人たちへ取材を重ねたノンフィクション作家や元将兵の手記(例えば偕行社が編纂した『南京戦史』の編纂過程)を検証すると、現場の将兵が語る肉声は極めて切実です。偕行社は当初、南京事件の虚構を立証する目的で元将兵からの証言集めを開始しましたが、回収されたアンケートや日記から浮き彫りになったのは、予想をはるかに超える「捕虜の大量処刑」の実態でした。結果として偕行社は機関誌『偕行』昭和60年3月号において、「戦場心理の過酷さを考慮しても、不法殺害の事実を直視せざるを得ない」と結論づけ、戦友会組織自らが不法殺害を認める苦渋の総括を行っています。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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