元ExileのShunはなぜ電撃脱退した?衝撃の真相とAtsushiとの絆
脱退劇の直後、一部週刊誌やワイドショーでまことしやかに囁かれたのが「清木場俊介 ATSUSHI 不仲説の真相」を巡る噂でした。「ボーカル同士の主導権争いがあったのではないか」「性格が正反対で口も利かなかったのではないか」といった憶測ですが、当時の現場関係者の証言や両者の発言を照合すれば、その噂は根も葉もない完全な虚構であることが証明されています。
二人の関係性を象徴する伝説的な楽曲が、アルバム『Styles Of Beyond』に収録され、ファンの間で聖典のように愛され続けるバラード『EXILE 羽1/2』です。この曲の作詞を手がけたのはSHUN(清木場俊介)本人でした。タイトルにある「羽1/2」とは、文字通り「二人で一対の翼となって大空を飛ぶ鳥」を意味しており、相方であるATSUSHIへの絶対的なリスペクトと、二人でしか到達できないハーモニーへの信頼が込められていました。
ATSUSHI自身、自著やインタビューの中で「SHUNちゃんの脱退を聞かされたときは、目の前が真っ暗になり、一時は歌うことすら怖くなって声が出なくなった」と率直に振り返っています。ツインボーカルとして互いのブレスの位置まで把握し、阿吽の呼吸で重なり合っていた相棒を失う喪失感は、ATSUSHIの音楽人生においても最大の試練でした。もし二人に不仲や確執があったのなら、このような痛烈な喪失感やリスペクトの念が残るはずがありません。
その真実を何よりも雄弁に物語ったのが、脱退から丸10年が経過した2016年8月28日、東京ドームで開催されたATSUSHIのソロドームツアー『IT'S SHOW TIME!!』でした。極秘裏にゲストとして招かれた清木場俊介がステージに現れた瞬間、5万人の観衆から地鳴りのような歓声が巻き起こりました。二人は固く抱き合い、涙を流しながら第一章の名曲メドレーや『羽1/2』を熱唱。そこにあったのは、商業的な損得勘定を超越した、男同士の魂の邂逅でした。
さらに2022年のEXILEデビュー20周年イヤーには、メディアや配信番組での特別対談、そして記念コラボレーション楽曲の制作など、大人の成熟した信頼関係に基づいた共演が継続的に実現しています。「喧嘩別れ」ではなく「互いの音楽家としての生き方を認め合った上での前進」だったからこそ、二人の絆は2026年の現在に至るまで途切れることなく続いているのです。